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終わりに
0ncomelania quadrasi生息地の位置については図9(P.12)にまとめることができた。1:50,000の原図を縮小したため文字が細かい上、元の1:50,000地形図が多色刷りで、単色刷りにコピーしたため鮮明な図ではない。生息地の番号は各Municipality毎にその頭文字をとり、原則として北から南に、東から西に付けたが、連続する生息地はその限りではない。
集落の位置を明らかにするために、各Municipalityの行政区分図は有用と思われ、今回はVictoriaのBarangay境界図を入手した(図25)。現地スタッフにその他の3つのMunicipalityの図を依頼している。
経緯度の測定や地形等の現地調査の際採集した土壌・水の分析を行い、またサンプル数は少ないが貝の飼育実験も行っている。
二瓶は全生息地を回っておらず地形調査を終了した訳ではないが、衛星画像判読の手法を導入すると、ミンドロ島の生息地の地形は、ほぼ5つのタイプに分けられると考えられる。今後土壌・水の分析結果と併せて、ボホール島・レイテ島の結果と比較しながらその特異性を明らかにしていきたい。

 

 

 

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